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無事に入学式を終えたロイスは
廊下に貼り出されたクラス表を見ている
そこには
カイン=ローガン
Aクラス
ロイス=アーノルド
Aクラス
ローナ=フェイシル
Aクラス
と書かれていた
「えーっと僕は...Aクラスか」
そう呟き歩いていると
「ドンッ」
後ろから誰かが僕にあたったようだ
「痛っ」思わず声をだすと
「すみません...大丈夫ですか?」と言われ
振り向くと
そこにはさっきの黄色い髪の女の子がいた
「だ、大丈夫です」
声が少し裏返っていたが
そんなことを気にしている場合では無い
おどおどしていると
「そうですか?なら良かったです」
と 満面の笑みで答えられ
可愛い と見ていると
「あっ 私ローナといいます
ローナ=フェイシルです。貴方お名前は?」
ローナ=フェイシル?
どこかで聞いた名前だ...
って同じクラスじゃん!!
と小さくガッツポーズをしながら
「ロイスです
ロイス=アーノルド」
と クールに自己紹介をすると
「アーノルドさんって
同じクラスじゃないですか!」
と、ローナは嬉しそうに言う
そして
「一緒に教室行きませんか?」
そう言われた瞬間
「もちろんですっ!!」
人生で一番早い反応だった
すぐに答えられて戸惑いながらも「じゃあ行きましょうか」
とローナは言って
2人は教室に向かって歩き出した
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