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「…………え?」
扉の前に居たのは蒼髪の少女。同年代の女子にしてはかなり小柄で、痩せていた。
美しい碧眼が俺たちを映し出す。
白衣を着て、胸元には瑠璃石の首飾りを提げていた。
「やはりここにいたのね。懐かしい魔力……すぐに分かったわ」
澄み渡った、透き通るような声。柔らかな笑みはその美貌と合間って、見るもの全てを魅力する。
そのままこちらに小走りに駆け寄って来る。
「え……嘘だろ……?」
何故、彼女がここにいるんだ。まだ帝国にいるはずじゃ……。
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