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部屋の中では1人の少女が優雅に紅茶を飲んでいた。
彼女が姫だ。彼女の周りには数人のメイドがいる。
少女は青年に気付いたのかキョトンとしている。
青年が何故ここにいるのか不思議なのだろう
「あら、竜(りゅう)。わたくしの部屋にはお父様の許可を得てからノックをして入ってきてくださいません?」
「はぁ…国王様の許可も取ったしノックもしたよ………気付かなかったのか??」
「ええ、全く気付きませんでしたわ………咲李(さり)さんは?」
少女がベテランそうなメイドに問い掛ける
「私も気付きませんでしたが……」
「あー……そう」
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