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珠菜Side
私の名前は桜崎珠菜。
一応15歳だ。
私はこの国の姫。小さい頃から言葉遣いから習い事まですべてこなしてきた。
だから今飲んでいる紅茶にも気を配ってる…意図的にでなく無意識に……
飲み方、カップの持ち方 座り方まで
完璧に見えるように…今日も明日も明後日も…ずっとそんな毎日。だって私は姫だから………
ふと、入口に目を向けるとそこにはここにいるハズのない人物がいた…
「あら、竜。わたくしの部屋にはお父様の許可を得てからノックをして入ってきてくださいません?」
この青年は竜。私の幼なじみで私の一つ年上だ。
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