あの日、あの時、あの場所で

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啓吾side 重い…… あの後、意識がないあいつを見て冷静になった俺は、とにかく学校を出て、あいつの家まで送る事にした。そして今あいつをおんぶした状態のまま、もう暗くなった道を一人で歩いている状況。それにしても意識ないからか知らないけどさ…重過ぎ。 そんな気もしらずに…どっかの誰かさんは、気持ち良さそうに寝てるし…。 にしても、悪い事したかも…。 いくら、由加先輩の事言われたからって、こいつは関係なかったのに…。 でも、やっぱこいつも少し悪いでしょ?? 人が落ち込んでる時に、凄い容赦なく… 考え事をしていてたせいで段々重さに耐え切れなくなった俺は、スピードを上げた。
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