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2ヶ月まえのあの電話。
けんじと話すのあれ以来。
「嫌いなったわけじゃなくて好きじゃなくなった。」私はただ泣くことしかできなかったなぁ。
「気持ちがないのに付き合うの俺はイヤだし。あさみにも悪いから」
イヤだよ。嫌だ。
別れたくない。
「ごめん。ありがとう」
あのときの私。
この人が隣からいなくなるのがイヤで。
けんじが私のことを好きか嫌いかなんてことはどうでもよかったかもしれない。
ウソでも「好き」って言っておけば自分の都合のいい女にできたのにね…。
「好きって気持ちがないのに付き合うことなんてできない!」
バカ!バカ!でも優しい。
そ~いえば私、けんじの
優しいところを見てきて 好きになっていったんだ
バカ!でもありがとう。
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