中学生な、彼女。

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 誰かが今、答えをくれた。そうだ、そうだった。  手元にあったことを忘れていた鞄の中を探った、…そして見つけた。  そうだ。私はこれから実行するのだと思ったら、妙に楽しくなってしまったのだった。  答えが解った途端…ふふ、   「ふ、…あはは!」 「…おい、担任呼んだ方がいいぜ?」 「っ!はっ、はは。あーははは!」 「その前に動画撮っとこうぜ。キモすぎるだろ(笑)」 「いえてる。よし、後でネットにあげようぜ(笑)」    あらやだ。それは問題になると思うけど…まぁいいか。マニアは騒ぐだろう。本物が出たと。  ううん、なら、やっぱり相手を撮るべき?なんて考えてたら思い出した。  私も携帯を持っていたじゃない!   「…は?キモいんだけど。てめぇ、何様?」 「(オレサマ~っと、ふふ)ふ!ろ(く画!)」 「あいつシンショーだし(笑)」 「(身体障害者を差別する言葉だよね。私あの単語、キンパチ気取りな教師に道徳で教えてもらわなかったら)解らなかったなぁ…あ。(しまった。口に出してしまった)」 「うっわ、シンショーと話した。駄目だ、俺シンショーが感染るわ(笑)」    動いている。ばっちりだ。  さて、うん。始めようと思う。終わったら動画サイトに上げよう。本物だもの。再生数が半端なく多くなるはずだ。  ああ!楽しみ!と思ったら、また、笑いが!   「あっは…はっはははは!」
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