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ニュー・シアター・パラダイス
かつてニュー・シネマ・パラダイスという傑作があった。主人公の映画への思いと青春時代の甘酸っぱい思い出が絡まり合うようにえがかれた、素晴らしい物語だった。
この映画は主人公の映画そのものへの思いだけでなく、映画館や映画館に携わる人への思いも、重要な要素となっていた。それは見てもらえばわかってもらえると思う。
しかし、そんな映画館と映画の蜜月時代は終わった、という言説や感覚は、テレビの多チャンネル化や映画レンタルの隆盛の現状では強まるばかりだ。
本当にそうなのだろうか。
わたしには、現在においても映画館はある側面では特権的な地位を保ちえているように思える。
これから紹介する映画館に行ってもらえば、わたしのこの主張に首肯せずにはいられなくなるものとわたしは信じる。
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