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「う~ん…」     思いきり伸びをして目を覚ました。カスミはまだぼんやりとした頭で窓の外を見た。   「えっ?」   外は暗く、もう太陽が沈みそうだ。   「うわっ!!やってしまった!!」   カスミはあわてて机の上を片付けた。教室で勉強をしてていつのまにか寝てしまったのだ。   家には歩いてゆうに30分はかかる。急がないと到着する頃にはあたりは真っ暗になってしまっているはずだ。  「ん?」     ふと前の方をみると誰かがいた。少し驚いたがよく見ると同じクラスの黒木 魔狐だった。    魔狐は窓の近くの机に座り、ずっと空を見つめているようだった。
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