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最初はみんなで
体を寄せ合い暖を
とった。
そのうち
勇敢で体の大きい
お兄ちゃんは
箱の外に行ったまま
帰って来なくなった。
体の小さなアタシは
箱の外には出られない。
残ったアタシとお姉ちゃんは
お母さんが恋しくて
毎日鳴いた。
「捨て猫だって~」
ある日人の声で
目が覚めた。
メグちゃんかと思って
喜んだアタシは
覗きこんできた顔を見て
ガッカリした。
メグちゃんじゃない…
「わ~この白い猫可愛い~」
季節外れの雨の日に
アタシはとうとう
ヒトリボッチになった。
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