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シンとアイリがイストリーの街中を歩いていると、二人組の男が声をかけてきた。
「そこのお二人さん」
シンとアイリが振り向く。
「ん?僕たちかな?」
シンが問いかけると、二人組の男はうなずいた。
「君達‥‥今、城からでてきたよね?」
そう聞かれてシンはうなずいた。
「あぁ、そうだけど‥‥それがなにか?」
「いや、ちょっと聞きたいことが‥‥」
二人組の男がそう言って話をつづけた。
「兵士たちが地震の調査から戻ってきてると思うんだけど、調査の結果を教えてもらえないかな?」
するとアイリが答えた。
「今から私達が調査の続きをしに行くところなの」
それを聞いた二人組の男たちは突然シンの腕を掴んだ。
「お、俺たちも連れていってくれ!」
突然大声でそう言ってきたので、シンは驚いて返事をしてしまった。
「あ、あぁ。いいよ」
二人組の男は喜んだ。
「ありがてぇ。俺はジャック。後ろにいるのはルイスだ。よろしくな」
二人はシンと握手をかわした。
「こいつらと調査に行って、どうするんだ?」
ルイスが小声でジャックに言った。
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