俺の部屋という名の牢獄

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『……恥ずかしいわね。』 雫はここで一呼吸置いた。 非常にまどろっこしい。 『ふぅ。じゃあ、言うわね。』 ゴクッ 俺は生唾を飲み込む。 『あのね……笑わないで欲しいの。』 「えっ?」 『だから……笑わないでって言ったの!!』 笑う? 胸のことか? 俺がそんなことするわけないだろう。 「大丈夫、俺が笑うわけないよ。」 『だって、私のは人のより数倍大きいし、違うでしょ。だから笑うかなぁと思って。』
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