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「何年だっけ、先輩と」
「もうすぐ2年~!」
そう言って、梨花は僕に向かってピースをした。Vサインとも2とも取れる。その仕草が妙に可愛くて、でも憎らしくて。
要するに、僕は先輩に嫉妬してた。
‥‥早く別れてしまえ。
「よかったなー」
心とは裏腹に、僕は笑顔で彼女を祝福した。
僕の社交辞令に、梨花はにっこりと笑って、
「ありがとー」
と幸せそうに言った。
・・・・かわいいよ。ばか。
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