人間の脅威

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【あなたー!!チビー!!】 慌ててミミが夫と子供の名前を呼び掛けても、そこに姿はなかった。 [一体なにがあったんだ?] ミミは荒れ果てた棲みかを捜し回る。すると遠くで鳴き声をみつける。 【あなた!】 そこには傷だらけになったミミの夫の姿があった。 【ミミか・・・】 【その傷どうしたの?あたしたちの棲みかは?】 【昼間に急に人間たちがこの森に入ってきて、大きな車で森を壊して行ったんだ。それで逃げ遅れて・・・】 人間たちはその森を壊して、郊外に大きなショッピングモールをつくるという計画があった。そのため始まった工事によって、ミミたちの安らぎの場は侵されてしまった。 【チビたちは?】 【はぐれてしまったよ・・・すまない・・・】 3人の子供がいたはずが、今はそこに1人の姿もない。慌ててミミは子供たちを探し始める。 【危ないぞ!!】 夫の言うことも聞かずミミは、工事用具や大きな穴が散らばった周辺を捜し始める。 [ミミきて!!] 状況を読んですでに子供を探していたサラが1人目の子供をみつける。砂をかぶってうずくまっていた。 【チビ!!】 まだ息はあった。ミミはチビをくわえると、そこから助け出した。 [良かった] 【残りは??】
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