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うぅ緊張しますわね💦
「転校生だ。入れ。」
その呼びかけに教室に入る。黒板の前に立ち、自己紹介をする。
「間宮香月です。よろしくお願い致します。」
顔を上げる。
周りは男だらけ。そしてまじまじと見てくる。
な、何この視線…というか、女子が一人もいないんだけど💦
しかも、男子ほとんどガラ悪!
(ちょっと!トシくん!?なんで女子が一人もいないのよ!?)
香月はひそひそと俊樹に話しをかける。
(は?お前知らないのか?…はぁ。後で説明するから。)
「見るからにわかるだろうが、帰国子女だ。よろしくやってくれ。女だからって手だすなよ。」
あ…女扱いだ…。
そりゃそうよね。男ばかりに女一人しかいないんだから。
「痛い目見るからな。」
!?
俊樹の方を振り向くとニヤニヤしながら香月を見ている。
その言葉はもちろん香月に対してのもの。
周りはたぶん、先生に怒られるぐらいにしか思っていないだろう。
言われなくとも気をつけるわよ!
「お前の席あっちな。」
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