《微睡み》

1/1
前へ
/41ページ
次へ

《微睡み》

もっと早く……アナタの事が好きだと……気付けばよかった……。 私はただ……アナタの心が欲しかったんだ。 出会って、好きになって、 辛くて……毎晩、泣いた。 君のくれる言葉はいつも温かくて…………冷めた私は怖かった。 いつか、離れる時が来るのは解っていたはずなのに………… 受け入れられないよ。 アナタが居ない、ただそれだけなのに、 まるで夜の海の様に深い闇に覆われてる。 白い月の光さえ届かないんだ。 ねぇ………忘れないでよ? ここに共に居た事を。 ねぇ………助けてよ。 嘲笑うように輝く太陽から私を。 ねぇ……………。
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加