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レイスは、レナから依頼の説明を受けていた。
「まず一件は魔獣の討伐です・・・」
レナが言う。
「町の北で農家をしている方からの依頼です。魔獣は夜に出没するそうなので、これは後回しにしてもいいかと・・・」
「了解です・・・それで、もう一つの依頼というのは?」
「こちらは簡単な依頼です。屋敷の掃除を手伝ってほしいと・・・」
先にも述べたが、レイスには簡単なものから難しいものまで様々な依頼が回ってくる。
「って事は、リルさんですね?」
「その通りです・・・彼女はもう貴方の常連さんですからね・・・」
「そうですね。じゃあ、そっちの依頼から済ませて来ます!」
そう言ってレイスはレナに背を向ける。
「もう行くのですか?」
「はい!あの屋敷は大きいので、早めに行ってきます!」
そう言ってレイスはギルドをあとにした・・・
「少しくらいお話していってくれてもいいじゃないですか・・・」
レナは小さく呟いた。
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