片山さん

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その男は、俺の片山さんに事あるごとに触れるのだ、ベタベタベタベタベタベタベタ・・・と。 それをまた片山さんは別に気にしてなく、と、いうか、うれしそうにその行為を許していた。 それを見た時、俺はキレ、俺は片山さんに手を出し、手に入れたんだけども。 ともかく、その後も、昼食メンバーにはそいつがいて、俺に言われているので、さすがに、触れられる事はさせてないようだが、楽そうに、ご飯を食べている。 一度自分と二人で昼食を食べようと言ってはみたが、それはかたくなに断られた。 片山さんの理由「女じゃあるまいし、弁当で、ふたりっきりなんて変だ!恥ずかしい事口にするなっ」だ。 どこが?と俺は思う。 愛するものが二人でご飯をたべるののどこが変なのか? どこが恥ずかしいのか? と口にだして、真っ赤な顔をした片山さんに睨みつけられ、怒鳴られた。 俺はその顔が可愛くて可愛くて、その顔みたさに、何度か話題にするが、強制するのは止めていた。 だが、今回は、違う。 家に来ないという事は、学校でしか会えない、学校では片山さんに、抱きついたり、虐めたり、可愛い顔を眺めたり、寝顔を見たり、出来ないではないか。 週末は会える。 でもそんなに待てるわけはない。 それなら、お昼休みの間にそんな事をするしかない。 だから、片山さんを嵌めるべく、次の行動を起す。
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