607人が本棚に入れています
本棚に追加
/25ページ
俺は、本日の夕飯に作っていた筑前煮の火を止め、キッチンのテーブルに座ってこっちを見ている片山さんの横の椅子に座った。
「あぁ、そういうことだ」
俺の方へ向き直り、そう言った片山さんんはちょっと悲しそうな目をしていた。
もしかして、片山さんも寂しいと感じてくれているのかも。
そう思うと俺はうれしくて、にやけてくるが、顔を引き締め、辛そうに片山さんを見た後、視線をそらせた。
「そうですか、、、それじゃ、しばらく学校でしか会えませんね、、、」
片山さんの目には、俺が寂しそうに映っているだろう。
最初のコメントを投稿しよう!