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思惑は成功し、片山さんはあわてた声で、代案を言ってきた。
「いや、その、、あ、、その代わり、日曜日はここに来るから」
俺は片山さんの見えない左手でガッツポーズを決る。
「え?いいんですか?」
「ああ」
「絶対ですね?後であの時はノリで言ったから、とか言いませんか?」
「!そんな事はぜってーいわねぇ!男は一度吐いた言葉は絶対守るもんだ!!!」
鼻息をもらしそうな勢いで、片山さんはそう言った。
片山さんならそう言うと思っていた。
俺の考えていた通りに事が運びそうだと、ひっそりとほくそえんだ。
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