956人が本棚に入れています
本棚に追加
「何してんの?」
「首飾りとか、どうかなって思って。綺麗だから。」
瞳はそう言いながら、次々に花びらを糸に通していく。
そういえば、俺も昔、明日香に作ってやったっけ。
なんかの絵本に載っていた、桜の妖精(?)みたいな冠とか腕輪が欲しいって、明日香が俺に言うから、瞳みたいに花びらを糸に通して作ったんだ。
どっちも花びらが足りなくて、少し小さめだったけど、明日香は喜んだんだっけ。
懐かしいな。
「花びら足りる?」
「ん、もしかしたら足りないかも。」
最初のコメントを投稿しよう!