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「じゃあ拾う。」
瞳が糸に花びらを通すかたわら、俺は花びらを集め始めた。
少しずつ落ちてくる花びらを拾っては、瞳の横に集めて置く。
「ありがと。」
「いえいえ。」
俺は、花びらを拾いつつ、桜を見ながら、お茶と桜餅を食べ。
瞳は、花びらを糸に通しながら、桜を見つつ、お茶と桜餅を食べ。
「この桜餅うまいよな。」
「ね。このお茶も渋くて美味しいし。」
しばらくの間、とりとめのない事を話しながら、桜を楽しんだ。
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