理由の原因。

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その場には十数人の人がい たし、ナオはもういない。 でも他の誰でもない、間違 うはずがない。 砕けるようにその場に座り 込むハルの肩を抱き抱えた ヒロトさんは、涙声で何度 かハルの名を呼んでいた。 「ヒロトさん…ナオは…… ナオはアイツのせいで……」 ハルのその言葉を聞くまで もなく、ヒロトさんはハル のとった行動の意味を悟っ ていた。
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