そうやって僕は君に嘘をつく#北岩

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目が覚めると、白い天井。 自分の家の天井より遥かに綺麗で少し眩しいくらい。 ホテルの窓は大きくて、風が良く通る。 ロックしていた鍵を外し窓を全開に。 ああなんて心地よい、風。 「岩沢、起きて。」 「ん、」 寝起きの悪い彼を少しゆさぶって声をかける。 こうして触れられるほど近くにいるのに、君はあまりに遠い。
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