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久しぶりだった。
同室で過ごすのも、
夜の行為をするのも。
ツアーで地方まで来た。
部屋が足りずに、岩沢は渋々「俺、北川と一緒でいいっすよ」と。
君は何を思って、僕と同室を望んだんだろう。
僕はこんなにも居たたまれない気持ちになっているのに。
「センチメンタルってやつかな…はは」
自嘲的にぽつり、呟く。それがまた虚しくて。
少しだけ目から涙が出たから急いで拭う。
「何、泣いてんの」
「わ、起きてたの!?」
「今起きた。」
んー、とひとつ大きく伸びをしてまた目を半開きの状態でぼーっとする岩沢。
今の伸びで腰を痛めたらしく腰をさする姿はオッサンそのものだった。
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