恥ずかしがり屋のお姫様

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「自称って何だよ!?てか、人の心勝手に読むなっ!」 「事実なんだから仕方ないだろ?それに、俺は人の心を読むなんて特技持ってねぇよ」 ムッとして顔を上げた俺に、優斗は次の授業の準備をしながら言った。 「じゃあ何で…」 「何でわかったのか? お前、ずっと声に出してぶつぶつ言ってたぞ。一体誰に紹介してんだよ? それに、悩みはどうせ絵梨香のことだろう?」 「げっ。声に出してたのかよ…」 恥ずかしい独り言を聞かれ小さくなりながらも、俺は優斗の質問に答えながら再び頬を机にくっつける。 「そうなんだよ…何だか今朝から絵梨香変でさぁ…俺、何か怒らせるようなことしたかなぁ?」
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