大魔王の就職先

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俺は確か…、リュウに詰め寄られて…誰かに何かを言われてから……。 ?「聞いておるのか!」 響「うお!?」 目をあけるとそこは城のような建物の中だった。 俺に話かけるのは年老いた爺さん、頭に王冠をかぶっている。 ?「勇者響よ!一刻も早く魔王バラモスを倒すのじゃ!!」 響「…ドラク🌕3?」 少しお金を貰って城を出る。最初にいくならあそこだな。ルイーダの酒場だな♪ 酒場に入る。 奥にいる女性に近づく。 前に手前のテーブルに目がいった! う…嘘だろ…なんでこんな所に…。 ガンブレードを逆手に握りソイツに近づく。 ?「ふぅ、風当たりきついな~。」 響「大魔王ゾーマが最初の街に居てんじゃねーよ!!」 バキィィィィ!! ゾーマ「いだぁ!?」 そのまま胸ぐらを掴む。 響「しかも風当たりきついだぁ?テメエ!何様のつもりだぁ?」 ゾーマ「あ、あの!?これにはワケが…。」 響「あ゛あ゛?」 ゾーマ「ひ、ひいぃぃぃぃ!?」 響「説明してみろやぁ!!」 響「はぁ!?大魔王をクビになっただぁ!?」 ゾーマ「はい、いわゆるリストラというやつですはい…。」 響「訳わかんねぇ…で?なんであんたはここにいるんだよ?」 ゾーマ「この街に仲間や仕事を求めて人々が集まってくる酒場がアルって聞いたものですから…。」 響「さっきから気になってたんだけどよ?」 ゾーマ「なんでしょう?」 響「大魔王がそんな気弱な態度ってどうよ?」 ゾーマ「あ、これは生まれつきでして…。」 大魔王生まれつき気弱ってなんだよ…。 響「わかった。てめぇを一人前の大魔王にしてやる。」 ゾーマ「本当ですか?」 響「ああ!俺の目的は多分てめぇを弱くしたヤツみたいだしな。」 ゾーマ「目的ですか?てゆーかどちら様ですか?」 響「勇者、らしいぜ?」 ゾーマ「……………勇者!?ひぃぃぃぃぃぃぃ!?やめて!?叩かないで!?ぶたないで!?斬らないで!?もーやーサーなーいーでーーーー!?」 響「じゃかましいぃ!!」 バキィ!! ゾーマ「あんぎ!?」 響「今からてめぇを一人前の大魔王にしてやるからよぉ!!覚悟しろやぁ!!」
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