0人が本棚に入れています
本棚に追加
少女とコボルと俺?
大手企業との商談を終え、私は会社への報告をした。
携帯電話を閉じると、ふと立ち止まった。
「先輩、どうしました?」
同行の佐藤が話しかけてくる。
「いや、なんでもない、ちょっとサボってくか」
「そうこなくちゃ」
佐藤は人懐っこい笑みを浮かべ、ついてくる。
まあ、たまにはいいだろう。
環状線沿いのオープンカフェで、コーヒーを飲みながら、
ふと考えていた。
変わらない毎日と終わらない仕事。
私はどこへ行くのだろう。
最初のコメントを投稿しよう!