切り取られた

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再び集う くだらない理由の下に 懐かしむ面と 煙たがる面 思惑はいつも闇の中 探り合いなど愚かなこと されど求め合う 放浪の魚たち 泳ぐ海は違えど 同じ餌を喰らった仲は 煩悩を身にまとい 情に悩み 甘やかし合って それでも交わることなく この切り取られた水面が 妙に恨めしくて 気がつけば胸元は 醜い色で滲んでいる それでも泳ぐ 切り取られた海を だからさまよう 切り取られた闇の中を そして問う これが自ら望んだ世界か、と 切り取られた世界は 何も教えてくれない ただ餌をばらまき ただ平穏を保つ それは幸せか それは喜びか 決めるのは魚たち 真実は水面と空の間
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