天使が目を覚ますときに

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  「分かってるなら放っておいてくれ。ルイズ、今は君と話したい気分じゃない」 フロレルがモゴモゴとルイズと呼ばれた少女に言うと、彼女はお構いなしに横に寝そべってきた。 「来るなって。僕が眺める空が狭くなる」 「だから、こうやって寝転がって、お邪魔にならないようにしているんでしょう?」   「もう十分邪魔だ。側にいられるだけで」  
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