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富士田中学校 昼休みの屋上
｢プッハァァァア～やっぱ屋上で吸うタバコはうまいっ!!♪｣
一人の少年が完全に未成年者飲酒喫煙法を無視して屋上でタバコを吸っている。
よい子の未成年はマネしちゃだめだぞっ！
そこに…
ドカッ!!!
いきなり見事なまでの蹴りをお尻に決められ少年は前に倒れ込んだ。
｢いってぇぇ～(泣)って何だよ、保じゃん!おせーよ!!｣
倒れた少年がmyお尻をさすりながら振り向くとそこには別の少年が立っていた。
しかも…かなりご立腹の様子だ。
｢なぁ～にが｢おせーよ!!｣だっ!!!いい？僕には委員会の仕事に生徒会のフォロー、次の行事の決め事や地域ボランティア計画の企画書やらその他諸々あるわけ!!わかる？？なのにどこぞの不良少年の室屋遥くんときたら、授業はサボるわ、タバコは吸うわ、エロ本は回さないわ…そんなんでいぃーのか！？キミはそれでいぃーんですかっ！？？｣
保と呼ばれた少年は室屋遥(むろや はるか)に向かって鬼のような形相で言い放った。
｢大丈夫だって♪そんなにカリカリすんなよぉ～、吸う？｣
言い放たれた遥のほうはあっけらかんとしながら持っていたタバコを保のほうに差し出した。
よい子の未成年はマネしちゃだめだぞっ！
｢いらんっ！禁煙中だっ!!それにハルの大丈夫は全くもって当てにならん！｣
まだまだご立腹中の保はブスゥ～～～っとした顔でくるりと遥に背を向けた。
どうやら保は遥のことを｢ハル｣と呼んでいるようだ。
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