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まぁ軽く引き留められたりはしたけど、みんなも俺に帰って欲しかったんであろう
「人数合わせの合コン」も無事に抜け出せて、取り敢えず居酒屋に一番近いコンビニで各種スイーツを選り好みしてる訳だが、こんな日に限ってティラミスが無い……
おぉ…ティラミスちゃん…何故に……
俺が渋々プリンアラモードちゃんに気持ちを切り替えて、何気なく籠に入れようと目を下にやると、何故か籠にティラミスが入ってた。
しかも普段、絶対買わない板チョコと一緒に。
何で?って思うのも束の間、急に臀部に激痛が走って思わず情けない喘ぎ声を店員しかいないコンビニの、その目の前で出してしまった。
「1人足りなくなるでしょっ」
激痛に驚きつつ、その声の方へクルッと振り向くと空手のポーズをしながら、あのウザったい眼差しを俺に注いでいた前髪のキモい女がいた。
マジで関わりたくないから、聞こえるくらい大きい舌打ちしてやって後は無視。
ティラミスは、俺が喰うから俺の物。
板チョコを前髪のキモい女に投げつけてやったんだが、上手くキャッチ出来ないようで、彼女のオッパイにぷるんってぶつかって、床の上でパキッて……
「あっいけないんだ!
いけないんだ」
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