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ある日の昼休み、隼人の提案で屋上でお弁当を食べることにした。
もちろん、屋上は立ち入り禁止。
でも隼人は
「こんなん簡単に開くんだぜ」
と言って、針金であっという間に開けてしまった。
青空の下、涼しい風が通り、私達は美味しくお弁当を食べた。
「おい!お前ら何してる!ここは立ち入り禁止だぞ!」
――楽しいムードも一転、見回りの先生に見つかってしまった。
「何って…べんとー食ってるんスけど」
隼人はそう言って、行こ、と目で私に促した。
「センセーお疲れ様でーす」
と言って隼人は私の手を引き屋上を出た。
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