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私は荷物をまとめ、次の日新幹線に乗った。
球団の事務所に着くと、彼のマネージャーという人が、館内を案内してくれた。
「今日は遠くから申し訳ありませんでした」
「いえ……そうだ、よかったら、元気だった頃の…隼人の話を聞かせてくれませんか?」
マネージャーさんはゆっくり笑顔ではい、と言った。
「隼人は、本当に明るい奴でした。文字通りのムードメーカーで、いつもあいつのまわりはみんなが笑ってました」
あぁ、あの頃と変わらない隼人だ…。
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