5人が本棚に入れています
本棚に追加
期間限定のミルクスカルフェが復活してた！
甘いミルクに紅茶のアイスをクラッシュし、ナッツをまぶした後にコーヒーシロップをかけたこのスイーツがユカリは大好きだった。
「えっとミ、ミルクカルペ」
ぎゃー！
いい間違えた！
「ミルクスカルフェですね。
サイズはいかが致しましょう」
店員は動じずににっこりと微笑んでいる。
は、はずかし･･･
「トールで････」
顔が暑くなるのを感じながら会計を済まして、商品受け取りのカウンターに向かった。
と、先に注文して待っていたあの背の高い背中が視界にまた入る。
（ん･･･？）
なんだかその背中が震えている。
ま、まさか････聞かれてた？！
「エスプレお待ちのお客さま、お待たせしました。」
震えている背中の持ち主は無言で片手をあげて商品を受取る。
どう見ても笑いを我慢しているにようにしか見えない。
うっ･････わ･･･
恥ずかしい･･･････
顔を見たらきっと真っ赤になっているだろう。
嫌な汗がでてきた。
そのとき、その大きな背中がゆっくりと振り返った。
最初のコメントを投稿しよう！