絶対、ためになるお話

自分を磨く

あなたが大木を倒そうとしているところを想像してみて下さい。

巨大な太い幹をノコギリで切ろうとしています。
引いて、押して、引いて、押して。
その繰り返しです。

一日中働き続け、ほとんど休んでいません。
汗だくで疲れ果てていますが、まだ半分しか切れていません。

どうしたらもっと頑張れるでしょうか。
そこでちょっと一息入れ、額の汗をぬぐいました。

すると、近くで別の木を切っている人が目に入りました。

なんと！ その人はほとんど切り終わるところです。彼はあなたとほぼ同時に作業を始めたはずだし、木の太さもほとんど同じです。
しかも、彼は一時間に一回、必ず休憩を取っていました。なのに彼は終わりそうで、あなたはまだ半分なのです。

「どうなってるんだ？」
信じられないといった口調であなたは尋ねます。

「どうしてそんなに進んだんですか？ ずっと働きづめどころか、あなたは一時間ごとに休憩してましたよね。どうなってるんです？」
するとその人は振り向いてこう答えます。

「そうですね。一時間ごとに休憩しているのは見ていたんですね。でも休むたびに僕がノコギリの刃を研いでいるのには気づかなかったでしょう！」

ノコギリと同じように、普段の生活の中で手入れをしなければならないものが沢山あります。

あなたはどんなものが浮かんできますか？

その中で大切な一つは、自分自身の手入れであると言えます。