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もうすぐ夏が終わるという頃
私が聞いた現実は
あまりに哀しくて
辛い出来事でした
向かいに住む体の小さいおばあさん
旦那さんは数年前に亡くなっているけれど
おばあさんはとても明るく
いつも元気に笑っていたね
「お帰り。今日もお仕事ご苦労様」
と、いつも声をかけてくれた
私のおばあちゃんの家に
時々美味しい野菜も届けてくれたね
「私の孫のようなものなんだから、もっと甘えていいんだよ」
そう言ってくれたおばあさんの言葉に
私は凄く温かい気持ちになったよ
だから信じられなかった
おばあさんが亡くなったなんて…
おばあさんが亡くなったと聞いた時
私はお兄ちゃんを思い出したの
私はまた一人、
かけがえのない家族を失ったんだと…。
おばあさんは
私のもう一人の
・・・・・・
おばあちゃんでした
辛い時は一緒に泣いてくれた
嬉しい時は一緒に喜んでくれた
そんなおばあちゃんが大好きでした
おばあちゃん、今何してる?
きっと、いつものように
あの優しい瞳で
空から私を見守ってくれてるよね?
この眩しい陽射しのように
暖かい眼差しの中
私は生きています
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