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縄を解かれ自由になったが相手が銃を構えていた。
これでは逃げることも出来ない……………。
ナナリーは心配しているだろうか。
ナナリーの事を考えているのに脳裏に浮かんでくるのはスザクだった。
何を期待しているんだ。自分は………。
助けに来るはずないじゃないか。
あいつは僕のことなんかどうでもいいのだから。
スザクは息を切らして走っていた。
ルルーシュがいなくなって丸二日経っていたからだ。
どこに行ったんだ。ルルーシュ!
あのルルーシュがナナリーを残してどこかへ行くはずがなかった。
もしかして何か事件に巻き込まれたんじゃ………。
不安が募る一方だった。
どうしようか迷っていた時に前から人が二人で歩いていた。
すれ違う時に会話が聞こえてきた。
「あのブリタニアの子供どうなったんだろう?」
「あんな小さい子を寄ってたかって…………」
老人夫婦の会話を聞いた途端スザクは大声で尋ねていた。
「それって黒髪のブリタニア人ですか!?」
間違いない。ルルーシュだ!!
俺はどっちに車が走ったのかを教えてもらいひたすら走った。
無事でいてくれ。ルルーシュ!!
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