援軍は……

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成都 劉備「軍師ここ蜀の民も徐々に私の政治に慣れてきてくれたな。」 諸葛亮「ハイ。我が君の政治には私も感服致します。民を思う政治我が君だからこそ出来る政治でしょう。」 兵士「劉備様、只今麦城より急使が参りました。」 劉備「何と!麦城からだと!直ぐさまここに案内しろ。」 兵士「ハッ。」 諸葛亮「麦城となると、荊・襄を任せられている関羽将軍ですね。」 劉備「そうだ。関羽に何かあったのか。心配でならん。」 兵士「使者殿を案内して来ました。」 劉備「うむ。ご苦労。」 兵士「失礼致します。」 廖化「我が君関羽軍副将の廖化と申します。」 劉備「うむ。廖化麦城からの急使とな。用件はなんだ。」 廖化「ハッ。我が関羽軍は樊城を攻略中に呉が進軍荊・襄が陥落。その状況を考え関羽将軍は麦城撤退を決め撤退には成功しましたが。撤退中魏・呉の追撃を受け今麦城は陥落の危機にあります。」 諸葛亮「廖化殿上庸の劉封にはこの事を伝えたのですか?」 廖化「ハイ。劉封殿は既に上庸軍1万を引き連れ援軍に向かわれました。」 劉備「軍師早く関羽を助けねば。私自身1軍を引き連れて助けに行くぞ。」 諸葛亮「我が君私も参りましょう。劉封が援軍として行ってるのであれば充分に間に合います。」 劉備「廖化安心せよ直ぐさま援軍に向かうぞ。」 廖化「感謝致します。これで関羽将軍が助かる。」
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