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次の日
(ほら、門の所で真面目くんが立ってる…今日はアンラッキーだ)
(朝から嫌だ)
(真面目くん?誰だろ?あのメガネかけた人?)
あ「葵♪おはよう」
葵 「ありさ♪おはよう、今日から授業始まるね…付いて行けるかな…」
二人仲良く話をしていると
???「綾瀬葵さん?」
葵 「あの…どちらさま?」
???「あぁ…五十嵐綾(いがらしりょう)といいます、この間ぶつかった時に生徒手帳を落とされて」
葵 「へっ!あっあの時の…あの時は失礼しました」
綾 「いやいや、こちらも前を見てなかったもので、ところで今時間ありますか?綾瀬葵さんと山本ありささん」
にっこりと笑った。
(みた?今の笑顔?真面目くんの笑顔初めてみた)
(笑うと晃さまと同じで優しい感じだね)
(晃さま居ないのかしら!)
葵 「なっなんか皆さんに見られてる…」
綾 「あぁ…ほっといて僕に付いてきてください」
葵 「はっはい」
あ 「どこに連れて行くつもりなんやろう…結構歩いたよね?」
葵 「さぁ…何かブツブツ言ってるし、この辺で逃げた方が良くない?」
二人は目の前でブツブツ言ってる五十嵐綾を見て二人は静かに振り返り逃げるようにその場を離れた
葵 「なんか、五十嵐綾先輩って変な人だよね」
あ 「本当だね…でも先輩なんで私らの名前知ってたんだろう…なんか気味の悪い人だったし」
綾 「おい!」
葵・あ「ひっ!」
綾 「後ろ振り向いたらお前ら居ないから焦っただろ」
とずり落ちそうなメガネを上げながら二人に話しかけた。
あ 「どこに連れて行かれるのか分からなくてちょっと恐怖心みたいなぁ…」
綾 「あぁ…何か山本さんは兄貴が呼んでる、俺はこいつが居れば…」
と流し目で葵を見た。
あ 「お兄さんとか私知らないんですが?第一呼ぶなら本人が来いよって話じゃないですか?」
綾 「あぁ、迎えに行きたいみたいんだがSPがなかなか行かしてくれないらしい、まだ俺は動きやすいから」
あ・葵 「?」
ありさと葵は顔を見合わせた。
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