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綾が車に着くと
沢「綾さま、少しお話が…」
綾 「何があった?」
沢 「葵さま何ですが、花恵から帰って来られてから車の中でずっと泣かれているみたいなのです…訳を聞いてもおっしゃって貰えなくて…今はありささまと一緒にいられますが」
綾 「綾瀬が泣いてるのか?そんなに酷いこと言われたのだろうか?従業員の解雇じゃなく店自体を潰しておけばよかった(怒)」
近くにあった電信柱を殴りながら綾は車の中でありさにもたれて泣いている葵を見た。
静かな車の中で葵のしゃっくりだけが聞こえてるなか沢辺が
沢「もう時期着きます」
綾 「一回家に行く前に離れに行ってくれ、綾瀬がこんな顔じゃ嫌だろうし」
目と鼻を真っ赤にして泣いている葵を見た
葵 「五十嵐…」
綾 「だから…綾って呼べってって今のお前に話しても仕方ないよな(苦笑)」
葵 「グズッ…私なんかの為に、グズッ…色々してくれて有難う…グズッ…」
沢辺は綾の言われた通り離れに綾達を下ろした。
沢「それでは、ご用がおありでしたら何なりと」
と言い車を直しに行った。
綾 「さてと…綾瀬もそろそろ落ち着いて来たみたいだから一端離れに入ろうか?」
綾がドアを開けると
メ「お帰りなさいませ、綾皇太子さま」
ずらりと並んだメイドが頭を下げた。ありさと葵はその光景に目を疑った。
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