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次の日
父 「熱は下がりましたね。これなら学校行っても良いですよ。ただし無茶はしないように!」
葵 「本当に?やっとあの制服が着れる♪」
ニコニコしながら新しい制服に袖を通した。
葵 「やっぱり可愛い制服♪後は緑色のりぼんを結んで♪」
(可愛いんだけど私が着たら似合わないなぁ…もっと細くて可愛い子なら似合うだろうな…)
鏡に写っている自分を見て大きな溜め息を吐いた
父 「初日から遅刻しますよ」
葵 「今、降りて行きます」
葵が降りて行くとパンの焼ける匂いとコーヒーの良い匂いが部屋中に充満していた。
葵 「美味しいそう♪いただきます♪」
父 「はい、どうぞ。あっ!そうそう葵さんのクラス1-Dですからね。今日学校から連絡がきましたから」
お父さんが葵の方を見ると、葵は朝食を食べ終わり仏壇の前に座り挨拶をしていた
父 「きちんとお母さんに挨拶しましたか?」
葵 「うん♪楽しいことが沢山有りますようにってお願いしといた♪でわ、行ってきます」
父 「はい、行ってらっしゃい」
葵は玄関の戸を開けると元気に出て行った。
(えぇっと、Ⅰ-Dってどこ?)
上のクラス表示を見てキョロキョロしていると…
ドンッ!!
???「痛っ!!」
葵 「ごっごめんなさい。上ばかり見てて…すみませんでした」
と言って葵はその場から離れていった。
???「何なんだったんだろう?もしかして新入生?あっ!生徒手帳を落として行ってる…綾瀬葵かぁ」
とメガネを掛けた真面目そうな男がニャッと笑った。
(げっ!朝から真面目くん見ちゃったよ…(涙))
(本当だ…っかなんであんなに不細工何だろうね…お兄さんはイケメンなのに…)
(実は、血が繋がってないんじゃ…)
真面目くんの周りで女生徒が口々にしゃべると真面目くんは冷ややかな目でその女生徒達を見た
(なっなによ(汗)あんなやつにあんな顔されるなんて…さっさと行こ)
と女生徒達は早々とその場を去った
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