未知の乗り物

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「私頑張るからね!」 ミレイは若干不安げながらもナッシュに宣言する。 「あぁ……で、どうやって乗るんだこれ?」 「そっか、ごめんね……よいしょ!…こうだよ!」 「こうって……またがるだけ……か?」 ミレイはホントにフリューゲルにまたがっただけ……ナッシュには意味がさっぱりわからなかった。 「いいから早くぅ!」 ナッシュは渋々言われるままにフリューゲルにまたがった。 「はい、そしたら次はこれを使いまーす!」 ミレイは先ほど亭主にもらったものをナッシュに見せる。 「これ……石か?」 「そう!これは魔石だよ!これをここにはめるの」 そういってある場所を指さすミレイ。 見るとミレイが座っている場所の少し前に、その石が入るくらいのケースがある。 「最初びっくりするかもだけど、じっとしててね?……行きまーす!」 そういってミレイはケースに石を入れる。
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