未知の乗り物

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「そんなこと言われても――ッッ!?なっ…なんだこれ!?」 ミレイが石を入れた途端、フリューゲルはぐにゃぐにゃと動きだし、ナッシュがまたがっていた場所が変化し始める。 「ぎゃーーーーー!?」 向こうでも同じことが起きているようで、レイドの叫び声が聞こえる…… 「もう終わるからね」 足やまたがっていた部分が少しずつくぼんでいき、座りやすい形なったところで変化は止まった。 「すっ…すごいなこれ!」 ナッシュの反応を見てうれしそうにミレイは笑う。 「だよねぇ!私も最初びっくりした!その人の体型にあった形に変化してくれるの!」 「なるほどな……でもこのあとどうするんだ?他は変わってないぞ?」 「えへへ……じゃあもう一回ビックリして!」 ミレイはそういうと、今の変化で現れた、席の前にある二つの小さな魔法陣に両手をおいた。
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