力の正体

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「これで少しわかったかな?自分たちがどれだけ特殊な存在かを……そしてそれはすべて君達の過去と関係している。だからダラスさんは君達の過去を話せないんだよ……ちなみに君達と同じような人は他にもいるのかも知れないが、私は今までに見たことはないよ」 そういってディエゴは立ち上がり、何かを諭すように、二人の肩をポンと叩いた。 「それでだったのね、この二人学校でも魔力の蓄積量は桁違いだもの。一番上の学年でも二人に敵う人はいないって結構有名よ?」 だろうな、といってディエゴが笑う。 「多分私の見積もりだと、今の時点で魔力蓄積量は私と同じくらいだろう。まだ力のコントロールが出来てないために無駄遣いが多いがな」 「そっそんなに!?じゃあ俺もコントロールできれば、もうディエゴさんと同じ魔法使えるんすか!?」 「あぁ、使えるよ」 「俺ってすげぇ!!」 自分はナッシュに劣っている。そう感じていた自分にもナッシュと同じで、しかも予想以上の力をすでに持っていることがレイドは嬉しくて仕方なかった。
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