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「……本当にすまなかった。取り乱してしまったな」
ナッシュに今にも襲い掛かりそうなディエゴをミーナとミレイの二人がおもいっきり殴り飛ば……必死に抑えて、ディエゴは我に返った。
「さて、話を戻そう」
(だれのせいで……)
と四人は思ったが口にださずに我慢した。
「ナッシュ君の質問に対する答えだが……不安になる気持ちもわかるが、私からは答えることができない。
ダラスさんが話してくれるのを待ちなさい。
ただ言えることがあるとすれば、君達二人の父親が特殊な方だったためにそのエネルギーを持っている。
そして母親とは本来結ばれることは許されないものだった、しかしそれを変えてまで一緒になって君達は生まれたんだ。
君達はとても愛されて生まれてきたんだよ……
だからその力を恐れることはない。
特にナッシュ君、君のその波動の力は父親から君へと受け継がれた、本当に稀な力だ。その力に父を感じてありがたく使わせてもらいなさい。
直にわかるが、君達の母親も二人に残してくれたものがあるんだ……」
ディエゴは二人に笑みを浮かべる。
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