それぞれの部屋で

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「なんでミレイがでてくんだよ!」 ナッシュはびっくりしてベッドから飛び起きる。 「なんでってお前さっきも熱烈告白されてたじゃねぇか。後ろから抱き着かれちゃってよ」 レイドもベッドから起き、茶化すように抱きしめる仕草をする。 「うるせぇなぁ!……さっきのはしょうがないだろ」 レイドは呆れたようにため息をついた。 「さっきの別にしたって、いつもお前にベタベタじゃねぇか…お前もわかってんだろ?」 「はぁ……」 ナッシュはまたベッドへ倒れ込む。 「わかってるけどさ……こっちの気持ちが正直はっきりしないんだ…中途半端に応えるわけにいかないだろ?あんだけ一生懸命なんだからさ」 「煮え切らねぇやつだなぁ……まぁ考えてんならそれでいいか。さっさと応えてやれよ!」 「そんなこと言ってるけどレイド!お前こそミーナとどうなんだよ!」 「…………いったいなんの話だ?」
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