未知の乗り物

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「じゃあちょっと待ってな!」 そういって亭主は店の中へと入って行き、しばらくすると手になにかを持って帰ってきた。 「ミーナちゃんはその一番奥にあるやつを使ってくれ。ミレイちゃんは安定感あるやつの方がいいだろ?真ん中のが一番バランスよくて乗りやすいからあれ使いな!」 レンタル機を指定しながら、亭主はその手に持っていたものを二人に渡す。 「さすがおじさん!久しぶりだからちょっと恐かったの!」 ミレイははしゃぎながらお礼を言う。 「ミレイはナッシュと乗るわよね、じゃあレイドはこっち来て」 「おう…なぁ、それなんだ?」 「今から見せてあげるわよ、二人はまったく知らないから結構感動するかもね」 ミーナは含み笑いをしながらフリューゲルの前へ移動する。
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