1.時は無情に過ぎるのに

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時計の針が私を責める。 (チク…タク) (暴走! 停止!) (チク…タク) (迷宮。 発動) 煙に占拠されるけど、窓も開けず。 怠惰な時間は 私を床下に埋める。 (チク…タク…) (決断!…停滞!) あぁ、まただ。 時計の針はこっちを見てる。 よく目があう時計だな。 息苦しさを、 殺したいんだけど、 答えが見つからない。 もう少し、許容量が限界になるまで。 あと少し、少しだけ………。
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