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今日は魔法学校の入学式がある日だ
俺達は魔法学校に推薦された為試験も何もやらずに入学できた。
「それにしても、カインが推薦されたとは思わなかったよ」
俺は手を頭の後ろにやりカインを馬鹿にしながら言った。
「そんな事ねぇよ、わからないなら俺と戦ってみるか?」
カインは俺に挑戦してきた、だが
「昨日もやったじゃねえかよ、しかも一発も俺に攻撃当たらなかったじゃん」
「あれは……あれは……そう!あれだよ」
カインはずっと考えていたが言い訳が見つからなかったようだ。
「ギャーギャーうるさいわよ、カイン!少し黙って歩きなさい!」
ユリアはどこからか取り出したナイフをカインに見せ、笑いながら脅すように言う。
「ハハハ、ユリア、目笑ってないよ」
カインは少しビビったのか、俺の後ろに隠れて言った。
カイン……弱っ!
俺はそんな事を思ったが口にはださず
「おい、そろそろ学校だぞ」
俺は頭に手をやるのをやめて二人に言う。
「あら、そうね、カイン、恥ずかしい事したら、殺すわよ」
ユリアは手にしていたナイフをポケットにしまいながら言った。
「わかってるって」
そう言ってカインは親指をぐっと立てたそれから一分も立たないうちに学校の門が見えた
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